いきがい大学熊谷学園の講座に行ってきました。今回のテーマは埼玉県を中心にして全国に伝わる歳事歌や遊び歌の歴史や背景の紹介と体験をしていただくことでした。
受講生の皆さまは96名ほどで、様々な学習を通じて、やがて地域の活動の中心となる方々です。学生さんはポジティブな方ばかりで私はいつも元気をいただいてきます。
後半では津軽三味線の演奏と津軽地方の文化に触れていただきました。
会場の熊谷勤労会館
本日の学生さん
初めに2011年に「東日本大震災民俗文化財現況調査」で訪れた岩手県山田町の獅子踊り伝承者のお話をさせていただきました。
大人たちは人的被害もあったなか「子どもたちへの伝承が途切れるから今年も祭り(霊を弔う)に奉納する」と決め、被災後三日目には盛岡の染物店に衣装を注文したこと。
稽古の日は分散していた仮設住宅から大人も子どもも通い見事に祭りの日に獅子踊りを奉納したこと。
民俗芸能がコアとなり地域のコミュニティが復活したことなどをお話しいたしました。
学生さんの家長で七草の行事を再現して皆さまの無病息災を祈りました。百歳まで長寿の予兆
「一番初めは一宮」の歌でかつての少女の皆さまのお手玉遊び
演奏と三味線のミニ講座
生徒の田中功さんと演奏
「秩父音頭」学生さんの音頭取りと踊りの輪で盛り上がってフィーナーレ
記念撮影。田中さんも頑張りました